PS版『ドラゴンクエストⅦ』の旅は、いよいよオルフィー地方へと進みます。
到着した町は、動物と人間が姿を入れ替えられるという、魔物【デス・アミーゴ】の異様な呪いに支配されていました。
問題解決のために、現代のエスタード島から動物と話せる木こりを連れ、事件の真相へと迫ります。

そして、このオルフィー編の最大のポイントは、伝説の白オオカミの生き残りである少年・ガボを仲間に迎えること。
さらに、PS版DQ7をプレイした経験がある人にとって、このオルフィー編で忘れることのできない「壁」が、魔封じの洞窟でのボス戦です。
最深部のデス・アミーゴ戦は、なんと呪文が一切使えない「強制マホトーン」エリア。
回復呪文のホイミが使えず、やくそう頼み、という「初見殺し」の洗礼を乗り越え、心強い仲間ガボを迎え入れます!
動物と人間が入れ替わった町
過去のオルフィー地方にワープした主人公たちが目にするのは、ウッドパルナやダイアラック同様に暗く封印された世界ですが、その光景はこれまでの中でも特に異様です。
| 施設 | 場所 | 期間限定 | アイテム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 宿屋 | 建物横のタル | うまのふん | ||
| タンス | ちいさなメダル | |||
| 道具屋 | 1F・壁の袋 | まもりのたね | ||
| 1F・ツボ | やくそう | |||
| 2F・タンス | ヘアバンド | |||
| 2F・宝箱 | 命のきのみ | |||
| 北西の民家 | ツボ | とがったホネ | ||
| 南東の民家 | タンス | 5G | ||
| 武器屋 | 宝箱 | どうのつるぎ | ||
| 長老の家 | ツボ | 5G | ||
| ツボ | どくけし草 |
動物が言葉を訴え、人間が無言で佇む異様な光景
町に足を踏み入れると、妙に町中に動物が多い…
動物たちは何かを必死に伝えようとしますが、当然何を言っているのか理解できず、会話は成立しませんでした。
一方で、わずかにいる人間は皆無口で、話しかけても返事がなく、どうやら主人公たちの言葉を理解できていないらしい…
中には柵の中に突っ立っているなど、明らかに不自然な状況の者もいました。

このカオスな状況の中でも、オルフィーの施設は一部利用可能です。
宿屋や道具屋、武器屋などは利用できますが、特にPS版では宿屋が代金を請求されない「タダ宿」になっているため、これはぜひ有効活用したいポイントです。
クルエイチなぜか店員とは動物語と人間語で会話が成立…
リイマジンド版に向けて、PS版のドラクエ7をプレイし直し中!
— 懐ゲーアワー【平成レトロゲーム】 (@NextClueLabGame) October 25, 2025
動物と人間が入れ替わってしまった、異様な街・オルフィーに到着。
鶏語を理解して売買できるアルス君すごくない? pic.twitter.com/kfmIjo70Qb
教会だけは冒険の書に記録(セーブ)することのみが可能。
蘇生が必要な事態になると他の地域へ移動しなければならず厄介。
木こりの通訳で判明した事件の真相


このままでは埒が明かないため、一旦現代のエスタード島へ戻りました。
フィッシュベル西の小屋に住む、動物と話せる木こりを一時的に仲間にします。


過去のオルフィーに木こりを連れて戻り、動物たちとコンタクトを試みました。
…が、木こりでもオルフィーの動物の言葉は分かりませんでした。
しかし、人間に話しかけると、木こりはその言葉を理解できることが判明!
ここで、オルフィーを覆う異変が明らかになりました。
動物だと思っていたのが実は人間で、人間だと思っていたのが実は動物だったのです!


この悲劇は、大昔に白いオオカミの群れに封印されたデス・アミーゴという魔物の復活が影響している模様。
デス・アミーゴは、町の人々と動物の姿を魔法で入れ替えていたのでした。
伝説の白オオカミと少年・ガボ


町を探索する中で、北東にある小屋には、鎖と首輪に繋がれたみすぼらしい少年が苦しそうにしているのを見つけました。
この少年こそが、魔物から町を守った伝説の白いオオカミ一族の最後の生き残りでした。
木こりが鎖を切って少年を解放すると、少年はすぐに走り出してしまいました。
主人公一行は、住民たちから情報を集めた後、この呪いを解き、魔物を再封印するため、魔封じの洞窟へと向かうことにしました。
魔封じの洞窟とデス・アミーゴ
デス・アミーゴを再封印するため、一行は町の北にある神の山・魔封じの洞窟へ。
PS版におけるこのボス戦最大の難関は、呪文が一切使えない「強制マホトーン」空間になっている点です。
回復の要であるホイミが使えない中、NPCとして同行する木こりが無限にやくそうを使ってくれることが唯一の生命線。
デス・アミーゴの2回行動や強力な特技かまいたちの前に苦戦しがち。
これを乗り越えると、少年・ガボが新たな仲間として加わることになります。
魔封じの洞窟


デス・アミーゴは西の方角から来たため、この洞窟に何かあったのだろうと推測されます。
一行は木こりを連れて町の北にある魔封じの洞窟へ。
この洞窟は「神の山」の頂上付近にありました。
かつて町を襲った魔物を伝説の白いオオカミの群れが封印した場所です。
洞窟に入ると、傷ついたオオカミを発見し、先に鎖を解かれ逃げ出した少年(後のガボ)とも合流しました。
そこへ、今回の事件の元凶であるデス・アミーゴが現れました。
| 施設 | 場所 | 期間限定 | アイテム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1F | 宝箱 | 120G | ||
| 2F | 宝箱 | ちからのたね | ||
| 宝箱 | ふしぎな石版青 | |||
| 5F | 宝箱 | ふしぎな石版青 | 魔封じの洞窟の入り口を過ぎて外観を回る |
初見殺し!ボス戦エリアは「呪文禁止」


PS版プレイヤーにとって、デス・アミーゴ戦は序盤の大きな【初見殺し】として語り継がれています。
なぜなら、この魔封じの洞窟の最奥部は、呪文が一切使えない”強制マホトーン空間”になっているからです。
ここまで旅を進めてきたプレイヤーは、主人公の回復呪文「ホイミ」を回復の生命線として頼りにしている頃です。
それゆえ、ボス戦でいきなり回復手段を奪われるこの仕様は非常に厳しく、準備を怠った(というより、呪文が使えないことを知る由もない)プレイヤーは敗北を喫することも珍しくありません。
道中の雑魚戦では呪文が使えるため、MPを節約しながら進んできた先に、肝心のボス戦で魔法が使えないことが判明するというのも、プレイヤーのメンタルにダメージを与えてきます。
この状況下では、戦闘に持ち込んだ「やくそう」に頼ることになります。
【木こり】は無限やくそう係!


デス・アミーゴは「かまいたち」や、マヌーサ効果のある「まぶしい光」を使い、たまに【2回行動】をしてくる強敵です。



序盤で2回行動されるのは非常に厄介…
この呪文禁止の戦いにおける唯一の救いが、同行NPCである木こりの存在。
木こりは戦闘能力こそ期待できませんが、無限にやくそうを使って回復してくれます。
ただし、木こりは賢さが低いのか、HPが満タンの味方や、NPCでHPの概念がない自身に対してやくそうを使ってしまうなど、行動が不安定です。
回復のタイミングも木こりの気まぐれなので不安定で、タイミングがシビアなボス戦では過信は禁物です。
マリベルや主人公にもやくそうを持たせておき、適度に回復しつつ粘り強く戦い抜くことが重要になります。
ガボ加入


主人公たちがデス・アミーゴの体力を削ると、小屋から逃げ出していた少年がデス・アミーゴに飛びかかり、噛みついて動きを麻痺させました。
デス・アミーゴは、その力から少年がかつて自身を封じた白いオオカミの生き残りであることに気づきました。
主人公たちは動けなくなったデス・アミーゴを、洞窟にあった巨大な棺に押し込め、再封印に成功。
しかし、デス・アミーゴは封印される寸前、白オオカミへの恨みから少年に対して最後の魔法をかけました。
これにより、町の他の人間と動物たちの呪いが解け元の姿に戻る一方で、少年だけは呪いが解けず永遠に人間の姿のままとなってしまいました。


町が元通りになった後、少年は「ガボ」と名乗り、魔物の封印を解いた黒幕を倒すため、主人公たちと共に旅に出ることを決めます。



実はガボは、主人公と行動を共にする期間が最も長い仲間だったりする…
この時点では、ガボは自分の名前と簡単な単語しか喋ることができません。
後に、ガボはおしゃべりであることが判明しますが…
現代のオルフィー
過去のオルフィー地方での事件を解決すると、現代では西の海上に大陸が出現。
また、謎の神殿に戻ったタイミングで、過去の世界から来たガボが正式な仲間としてパーティに加わりました。
オルフィー地方の現代には、ガボの成長に関わる重要なイベントと、この地方特有の明るいお祭りがあります。
| 施設 | 場所 | 期間限定 | アイテム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 宿屋 | 建物横のタル | 15G | ||
| 広場 | 道具屋 | モンスターずかん | ミニゲームで優勝する | |
| 長老の家 | 北東の部屋・ツボ | まもりのたね | ||
| 納屋のタル | 30G | |||
| 北西の民家 | ツボ | 5G | ||
| 武器屋 | 宝箱 | ふしぎな石版緑 | ||
| 道具屋 | 1F・壁の袋 | やくそう | ||
| 2F・タンス | 布の服 |
さらにオルフィーの近くには、(この時は)誰の所有地なのか分からない船着き場がありました。
| 施設 | 場所 | 期間限定 | アイテム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 船着き場 | 小屋のタル | 15G |
動物の着ぐるみだらけの「感謝祭」


現代のオルフィーの町を訪れると、再び町中が動物だらけになっていることに驚きました。
しかし今回は魔物による呪いではなく、オルフィーの住民たちによる微笑ましいイベントでした。
かつて町を救ってくれた伝説の白いオオカミへの感謝の気持ちを表す「動物たちへの感謝祭」として催されているお祭りで、人間が動物の着ぐるみを着ているのでした。
この感謝祭に主人公たちも参加。
町長の家に行き、ブタの着ぐるみを貸してもらえました。


着ぐるみを着て広場へ行くと、着ぐるみを着た6人の中から女性を3人当てるクイズイベントが発生。
これに成功すると「モンスターずかん」を入手できました。
実はこのイベントは必須ではないため、後から仲間になる【メルビン】や【アイラ】、一時同行できるNPC【ブルジオ】も着ぐるみを着る対象となります。



太りすぎでチャックが壊れたために着ぐるみを脱げないおばさんなど、ユーモラスな光景もある数少ない笑える都市ですね!
改心したボス、ガボが人語を話せるようになるオチ
現代の魔封じの洞窟へ立ち寄ってみました。
そこで一行は、過去に封印したはずのデス・アミーゴとまさかの再会!


デス・アミーゴは、長い年月の封印によって魔力をほとんど失っており、ただの気さくなおじさんの姿に変わり果てていました。
彼は改心しており、過去にオルフィーの住民やガボに行った行いを謝罪してくれました。
おじさん化したデス・アミーゴは、過去にガボにかけた「永遠に人間でいる呪い」を解除し、ガボをオオカミの姿に戻そうと試みます。
しかし、魔力の衰えで失敗し、ガボをオオカミに戻すどころか、ガボが流暢に人語を喋れるようになってしまうという、全く逆の結果をもたらしました。
この結果、ガボはさらに人間化しましたが、ガボ本人はこの変化を気に入って、結果オーライで事件は一件落着しました。
さらにこの現代の魔封じの洞窟では、デス・アミーゴから、ふしぎな石版青を貰えました。
| 施設 | 場所 | 期間限定 | アイテム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1F | 宝箱 | 石のキバ | ||
| 2F | 宝箱 | 120G | ||
| 宝箱 | ちいさなメダル | |||
| 5F | 宝箱 | うさみみバンド | 魔封じの洞窟の入り口を過ぎて外観を回る | |
| 魔封じの洞窟 | – | ふしぎな石版青 | 元魔物から貰う |
まとめ
PS版のデス・アミーゴ戦は、とにかく「回復薬を忘れず持って行け!」です。
種泥棒キーファの影に隠れがちですが、事前のヒントが無いに等しいこの仕様は、何気に鬼畜な要素だと思っています。
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