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「ダイアラック」喪失と希望の町【ドラクエ7 PS版 プレイ日記#4】

PS版DQ7屈指の鬱イベント。灰色の雨で石化した、救えない悲劇の町ダイアラックの全貌と、希望の移民の町への道のり。

アイテムリストや攻略ポイントなど、攻略情報つきのプレイ日記です!

PS版『ドラゴンクエストVII』の冒険で炎の山・エンゴウを攻略後、次に訪れるのがダイアラック地方です。
主人公のHPが全く減らない一方で、プレイヤーのメンタルHPが0になるほど重い、ナンバリング屈指の「鬱展開」の舞台として知られています。

石像の風化が進み「救うには遅すぎた」とクレマンは絶望して諦めている

町を襲ったのは、魔物によって降らされた「灰色の雨」。
水不足に苦しんでいた住人たちは、恵みの雨だと歓迎した結果、買い出しに出ていた老人・クレマンを除いた全員が石化して滅びました。
過去の悲劇を回避し、人々を救えると信じていた主人公たちは、風化が進み「救うには遅すぎた」と絶望する石像の町を目の当たりにします。

ダイアラックは、ボスどころか雑魚モンスターとも一切戦闘をせずにシナリオが終了するという稀有な構成が特徴です。
絶望の中で見いだされる「希望の光」とは何か?

本記事では、ダイアラックの攻略チャートをたどりつつ、クレマンと少年ヨゼフの物語、そして現代の移民の町へと続く「町の命」の真実について振り返ります。

目次

町中に毒沼があるほど荒廃した町

前回、炎の山が特徴的な現代エンゴウで青い石版をパミラから受け取りました。
謎の神殿に戻り、青の台座に石版をはめると、ワープした先は「丶」のような形をした非常に小さな島、ダイアラック地方でした。
島自体はやはり闇に包まれていますが、ウッドパルナやエンゴウでの成功体験は無意味でした…

ダイアラックは完全に廃墟と化しており、町の一部には毒沼まで広がっていました。
町の中に毒沼が…

島にある唯一の町ダイアラックは、既に完全に廃墟と化しており、町の一部には毒沼まで広がっていました。

マリベルが「人間が石になってしまったのでは」と疑念を抱く

そして何より異様なのは、町の至るところに立つ、古びて風化した人型の石像の群れでした。
そのあまりにもリアルな光景に、マリベルが「人間が石になってしまったのでは」と疑念を抱くほど。

これまで過去に戻れば人々を救えるという法則が見えてきていた主人公たちは、この異様な町に呆然。
町で出会ったのは、裏の井戸端にいたクレマンという老人ただ一人でした。

旅の目的である「失われた世界を取り戻すこと」を伝えた私たちに対し、老人は「この町のことはお忘れください。今ではもう遅すぎた」と告げました。

クルエイチ

この先の残酷な旅の始まりを予感させる…

施設場所期間限定アイテム備考
町中井戸付近天使の涙老人から貰う
東の民家タンス皮のぼうし
北西の民家の横ツボ10G
中央北の民家タンス布の服
酒場タル7G
ひみつきち その1タルふしぎな石版黄
ひみつきち その2B4F・ツボ5G
やくそう
ダイアラック(過去)のアイテムリスト

50年間の絶望

ダイアラックのイベントは、戦闘が一切発生せず、一人の老人との出会い、過去の悲劇の追体験、そして奇跡的な救済が中心となります。

カニおとこ

一応PS版ではダイアラックで「カニおとこ」が初登場します。
狭い島なので、意図的に探さないと遭遇できません…

絶望の町の「唯一の生存者」クレマン老人との邂逅

クレマンの過去

ダイアラックの奥へと進むと、裏の井戸端で、たまたま買い出しに出ていたため石化を免れた唯一の生存者・クレマンという老人に出会いました。
彼は、主人公たちが「失われた世界を取り戻すため」に来たことを知ると、「もう遅すぎた」と静かに絶望を語りました。

クレマンは婚約者ミリーや町の住人達のために買い出しに出た心優しい男でした。
しかし買い出しから戻った時には町は滅んでおり、そのまま50年以上の時が過ぎる間に石像の風化も進行。

石化を解く秘薬「天使の涙」を手に入れた

クレマンは数十年かけて、石化を解く秘薬「天使の涙」を手に入れたといいます。
しかし風化した石像に対しては、秘薬は効果を発揮しないとのこと。

クレマンは主人公たちに天使の涙を託し、「この町と共に朽ちる」つもりだと告げました。

クルエイチ

これまでの冒険の成功体験が、この町では全く通用しない!?

宿屋での夜:惨劇の日に輝く石像たちの記憶

主人公たちは、廃墟となった宿屋に一晩泊まることにしました。

町中の石像が淡く光を放つ

夜中に目が覚めると、主人公1人だけが、外から聞こえる悲しげな声と、町中の石像が淡く光を放つ光景に気付きました。
3DSなどのリメイク版では主要人物の記憶のみが見られましたが、PS版では光る石像を調べることで、灰色の雨が降った日の住人たちの悲しい記憶を全員分見ることができました。

ストーリー進行に必要なのは、
ミリー(クレマンの婚約者)、レナ(ヨゼフの友達)、キーン(ヨゼフの父)
の3人の石像の記憶

町は長年の水不足に苦しんでいたため、雨乞いの儀式の最中に「灰色の雨」が降ったとき、人々は恵みの雨だと喜び、すぐに屋内に入ろうとしなかったため、全身に雨を浴びて石化してしまったのです。

キーンの石像が完全に砕け散る
キーンの石像が完全に砕け散る

その中でも、ヨゼフの父キーンの記憶は壮絶でした。
彼は飲んだくれで雨乞いを信じていませんでしたが、石像として最後の言葉(ヨゼフの名を呼ぶ叫び)を伝えた直後、主人公たちの目の前で完全に砕け散ってしまうという残酷な描写がありました。

キーンの家の本棚から、隠し通路に関するメモを見つける

この悲劇の回想を全て終えた後、キーンの家の本棚から、隠し通路に関するメモを見つけることができました。
このメモが、絶望的な状況を打破するための唯一のヒントでした。
メモを見つけた後、宿屋に戻って眠りにつきました。

天使の涙の結末と、少年ヨゼフとの出会い

クレマンから託された「天使の涙」を空高く振り撒きました

翌朝、夜の回想イベントで判明したヒントを頼りに、町の左側の木の根元から隠された通路へと進み、町の中央にある巨大な石柱の頂上に出ました。
「救うには遅すぎた」と諦めていたクレマンから託された「天使の涙」を空高く振り撒きました。

辺りは明るくなりましたが、風化が進んだ石像たちは元に戻りません。
しかし、次の瞬間、奇跡が起こりました。
石柱の真下にあった地下の「ひみつきち」から、少年ヨゼフが元の姿で現れたのです!

ヨゼフは雨が降った日に、かつて戦地だった頃に作られた地下の秘密基地にいたため、石化はしたものの、雨風に晒されることなく風化を免れていた

ヨゼフは雨が降った日に、かつて戦地だった頃に作られた地下の秘密基地にいたため、石化はしたものの、雨風に晒されることなく風化を免れていたのです。
ヨゼフをクレマンのもとに連れて行くと、誰一人救えなかったと思っていたクレマンは、唯一の生存者であるヨゼフの姿を見て、50年ぶりに希望を取り戻しました!

クレマンはヨゼフと共に、この灰色の雨の恐ろしさを世界中に伝える「語り部」として旅に出ることを決意しました

クレマンはヨゼフと共に、この灰色の雨の恐ろしさを世界中に伝える「語り部」として旅に出ることを決意しました。
「町の命とは場所を守ることではない。我々が生きていれば、町の命も生き続ける」という力強い言葉を残し、クレマンたちはダイアラックを出ていくのでした…

主人公たちに「英雄でも全てを救えるわけではない」という現実を突きつけた恐怖回。
クレマンとヨゼフによる「灰色の雨を語り継ぐ」という行為が実は伏線なのもポイント。

事件解決後のダイアラック

過去のダイアラックでの悲劇を終え、クレマンとヨゼフが「灰色の雨の語り部」として旅立った結果、闇の封印は解かれたようです。
元の世界に戻ったところ、エスタード島の南東の海域に、ダイアラック地方の島が復活しているのを確認しました。
しかしそこで目の当たりにしたのは・・・何もない島でした。

喪失から復活へ:現代に出現した更地

ダイアラックは現代に出現した更地

ダイアラックの跡地は、長い年月の間に風化が進み、巨大な石柱(大岩)がシンボルとして残るのみの更地(荒野)と化していました。
悲劇の町は、物理的に滅んでしまったわけですね…

クレマンが旅立つ際に残した「町の命は場所を守ることではない」という言葉が現実なってしまった感じ。

場所期間限定アイテム備考
町の石柱そばふしぎな石版緑
シムじじいの夢の土地のアイテムリスト

悲劇の跡地で築かれる「移民の町」の始まり

ダイアラックの町そのものではなく、【移民の町】

ダイアラッククリア後の現代に復活するのは、ダイアラックの町そのものではなく、【移民の町】です。
この更地で、私たちは町を新しく築こうとするシムじいさん(PS版)と出会い、協力することになります。

クルエイチ

文字通り「シムシティ」になるわけですね!

このシステムは、プレイヤーの努力次第で、世界各地から移民をこの場所へ集め、町を発展させていくというものです。PS版では、集めた住民のタイプによって町の形状や機能が大きく変化するという特徴があり、商人を集めればバザーの町になるなど、自由度の高さが魅力でした。

リイマジンド版では移民の町は削除される模様

行き先に迷う人を移民としてシムシティに誘う
行き先に迷う人を移民としてシムシティに誘う

この移民の町は、DQ7の重要なやり込み要素の一つです。
移民を集め、町が発展を遂げると、最終的には世界一大きな町へと成長します。
そして驚くべきことに、その町には最終的に神様も住むことになるのです。

この事実は、ダイアラックの救いのない過去に対し、大きな対比と希望を与えてくれます。
全てが石化し、誰も救えなかったという絶望の上に、やがて神様が住むほどの希望の町が築かれる—

クルエイチ

ある意味、過去と現代で一番ギャップがある島と言えますね!

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PS版DQ7屈指の鬱イベント。灰色の雨で石化した、救えない悲劇の町ダイアラックの全貌と、希望の移民の町への道のり。

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