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ハーメリア地方攻略!水没した街と老楽師の悲しい旋律【ドラクエ7 PS版 プレイ日記#13】

PS版ドラクエ7プレイ日記。ハーメリア地方の水没イベントと老楽師ジャンの正体に迫る。トラウマ級のBGMや海底都市でのグラコス戦、現代のアズモフ博士との対比など、絶望と感動の冒険を振り返ります。

アイテムリストや攻略ポイントなど、攻略情報つきのプレイ日記です!

今回のPS版ドラクエ7プレイ日記は、物語中盤の大きな山場である「ハーメリア地方」です。

旅の扉を抜けた先で待っていたのは、アボンやフズの村で起きる「神隠し」でした。
人々を連れ去る謎の「老楽師」。しかし、その真実はあまりにも悲壮なものでした。

トラウマ級と名高い海底都市の探索や魔王グラコスとの死闘、そして老楽師が背負っていたユバール族としての過去。
陰鬱ながらも熱いドラマが展開する、ハーメリアでの冒険を振り返ります。

目次

怪しい「老楽師」と神隠しの謎

新しい島に到着し、アボンやフズの村を訪れると、どこか不思議な空気を感じます。
老楽師の奏でた音楽に魅了された村人たちの運命は…

人々をさらう魔物?謎の老人の正体を探って

アボン、フズの村々を回るたびに、老楽師の演奏の後に住民が姿を消している事実を知ります。

ガボは老楽師が魔物だとは思えない様子

「こいつが今回のボスか? 魔物が化けているのか?」
最初は完全に敵だと思っていました。
ハーメリアの町でついに彼を追い詰め、旅の扉へ人々を誘導している現場を目撃した時も、「やっぱり誘拐だ!」と意気込んで飛び込みました。

老楽師は洪水から救うために村人を塔に避難させていた

しかし、その先に待っていたのは、魔物の巣窟ではなく、安全な「山奥の塔」でした。
彼は占い?予知能力に近い勘?で「大洪水」を察知し、誤解を恐れず人々を避難させていただけだったのです。
このドンデン返しにはやられました。

老楽師はあの「ジャン」なのか

老楽師はかつてユバール族のトゥーラの弾き手だったことを明かす

老楽師は多くを語りませんが、ユバール族の一員だったことを明かしてくれます。
さらに、事件後にアボン村ではアザの話や、「あの楽師のおじいさん 名前はジャンって いうんだって」というセリフを聞くことが出来ます。
そのトゥーラの腕前や、どこかで会ったことがあるという老楽師のセリフから、かつてユバール族で別れた「ジャン」と推測されます。

クルエイチ

ユバールで会ったジャンだとは明言はされていません。
ただ匂わせがいくつもある状況です。

ライラと別れ、一族の掟を捨ててまで彼が選んだ道が、こうして「名もなき人々を救うこと」だったとしたら…。
老いてなお、たった一人で人々を守ろうとする彼の背中に、言葉にできない哀愁を感じました。

ハーメリア水没:魔王グラコス

老楽師の懸命な避難誘導も虚しく、ハーメリアはグラコスの魔力によって水没してしまいます。
一夜にして世界が一変してしまうこのイベントは、ドラクエシリーズ屈指の「鬱イベント」ですが、同時に屈指の美しさでもありました。

あっという間に一面の海

山奥の塔で老楽師と話していると、あっという間に海面が上昇してきました。
せっかく高い塔に誘導されたのに、何人かは村に戻ってしまっていたようです。

山奥の塔で老楽師と話していると、あっという間に海面が上昇してきました。
せっかく高い塔に誘導されたのに、何人かは村に戻ってしまっていたようです。

水面に沈んだ建物や静かな波の音、そして流れる「哀しみの日々」のBGM。
PS版のグラフィックは、こういう「静かな絶望」を描くのが本当に上手い。
美しくも残酷な現実をプレイヤーに突きつけてきます。
村に戻るも「守れなかった」という人々を見た無力感と、塔という閉鎖空間に残って怯える人々。
この息苦しい空気感こそが、ドラクエ7の真骨頂だと思います。

海底都市への突入!

主人公アルスの痣が光って海底都市への入り口が出現し、驚くマリベル。

イカダに乗って水没した村を巡っていると、海の底に建物が見えました。
近づくと、主人公の痣が光って海底都市への入り口が出現しました。

いざ海底都市へ突入したものの、やっぱりドラクエ7のダンジョンは長い!
複雑な仕掛けで簡単に次のフロアへ進めないうえ、PS版特有の容赦ないエンカウント率。
数歩歩けば敵が出てくるので、MPの管理が本当に大変でした。

海底都市の仕掛け。壺を投げて対岸のボタンを押す。
クルエイチ

壺を投げて対岸のボタンを押すなんて仕掛け、思いつかないよ…

VS グラコス

魔王グラコス

ついに現れた魔王グラコス。
海の魔神らしい威圧感たっぷりのボスで、中盤では最強クラスに強い敵です。
高い攻撃力と全体攻撃、さらに2回行動もあるので回復が間に合わない傾向があります。
HPも1400と高いため、かなり苦戦することに…

イオを唱える老楽師

この戦いでは老楽師がNPCとして参戦しますが、めちゃくちゃ戦力になる!
おじいちゃんなのにHPが高く、イオを唱えるとダメージソースにもなる。
さらに「天使のうたごえ」「ベホイミ」で回復までしてくれる万能ぶり。
正直、主人公たちより強かったかもしれません(笑)。

かつて一族を抜けた彼が、主人公たちと肩を並べて「世界を救う戦い」をしている。
そのシチュエーションだけで燃えましたねぇ。

静かなる別れ

老楽師は誰に称賛されることも求めず、静かにいなくなる。

グラコスを倒し、水が引いていくハーメリア。
町に平和が戻ったことを見届けると、老楽師は誰に称賛されることも求めず、静かにいなくなっていました。

アボンの村に戻ると、老楽師が「ジャン」と名乗っていたという話など素性の一部を聞けます。
劇的な死別ではなく、風のように去っていくラストが、自分の心情主体で行動した結果一族を出て行った彼らしくて、とても印象に残りました。

現代ハーメリアとアズモフ博士

過去の重いストーリーを終え、現代に戻ってくると、そこには平和なハーメリアが。
ここでは、過去の伝説を研究するアズモフ博士との出会いと、ほっと一息つけるエピソードを書きます。

過去の激闘は「伝説」に

洪水伝説を研究するアズモフ博士と助手のベック

現代のハーメリアに行くと、そこには洪水伝説を研究するアズモフ博士の姿が。
私たちが必死で戦ったあの出来事が、数百年後の現代では伝説として語られている。
そして、かつて避難所だった塔が、今は単なる魔物の巣窟になっている。
この「歴史の移り変わり」を感じられるのがドラクエ7の醍醐味です。

アズモフ博士は、山奥の塔の頂上にいるモンスターを倒す代わりに石板をくれるという取引を持ち掛けてきます。
石板が欲しいので、当然この取引に応じます。

スライムは仲間にもなる

初めて見た魔物に驚くマリベル
ウッドパルナでのDQ7初戦闘

ウッドパルナなどで敵として登場していたスライム。
なんと現代のハーメリアでは、スライムが仲間となって行動してくれます。

キングスライムと戦うアルス

現代の山奥の塔に行くと、まずはキングスライムと戦うことになります。
しかし倒すと、キングスライムはスライム4体に分離して、うち1体が塔の頂上のモンスターを倒すために一時的に仲間になってくれます。

スラっちと名乗るスライムは、塔の途中にあるチビしか通れない狭い穴を通って道を開けてくれます。
これで無事に頂上までたどり着けるのですが…

スラっちと名乗るスライムは、塔の途中にあるチビしか通れない狭い穴を通って道を開けてくれます。
これで無事に頂上までたどり着けるのですが…

VS ギガミュータントとグラコス5世

現代のハーメリア地方では、ギガミュータントとグラコス5世が中ボスとして立ちはだかりました。

ギガミュータント

こおりの息が厄介ですが、それ以外は実はそれほど特徴が無い中ボスがギガミュータント。
山奥の塔に住み着いて、スライムたちを困らせていたみたいです。
…が、具体的に何に困っていたのかはイマイチ分からないまま…

グラコス5世

現代の海底都市に潜ってみると、奥にはグラコス5世がいました。
初代と違って5世は何もしてないのですが、なんかムカつくので倒します!
初代より少し強いので、メルビンを復活させてから挑戦したこともあり、割と楽に倒せました。

クルエイチ

撃破後は宝(という名の謎の石板)と引き換えに命乞いをして来る情けない面が見られます

アズモフと「ちしきのぼうし」イベント

アズモフ博士といえば、助手のベックとのやり取りや、「ちしきのぼうし」を巡るサブイベントも見逃せません。
過去編があまりにシリアスだったので、現代での「博士の知能指数が実は…」みたいなコミカルな展開は良い箸休めになりました。

エテポンゲから知識の帽子を貰う

ざっくり言えば、ダーマ神殿近くの山賊のアジトに行って、エテポンゲを問い詰めるだけ。
リートルードの賢さランキングとの関りがあるわけですが…

ちなみに、このイベントでもらえる「ちしきのぼうし」は、賢さランキング攻略には欠かせないアイテム。
アズモフ博士、ありがとう!

まとめ

水没の絶望感、ジャンの不器用な優しさ、そして現代での平和な風景。
ハーメリア地方のストーリーは、ドラクエ7が描く「哀しみ」と「希望」が凝縮された名シナリオでした。
最初は誘拐犯だと疑ってごめんよ、ジャン。あなたの強さと優しさは忘れません。

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PS版ドラクエ7プレイ日記。ハーメリア地方の水没イベントと老楽師ジャンの正体に迫る。トラウマ級のBGMや海底都市でのグラコス戦、現代のアズモフ博士との対比など、絶望と感動の冒険を振り返ります。

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